「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で出てくるタイムマシン、デロリアン。
時間旅行のための燃料は、プルトニウム。だけど、途中からは改良されて、なんとゴミを燃料として発電できるようになる。
バナナの皮とかアルミ缶とかを無造作に装置に投げ込むシーンを見て、ふと羨ましく思った。
ゴミからパワーが出力されるなんて夢のようだ。貴重なプルトニウムを使わなくても、そこら辺に転がっている不要なもので十分なら、タイム・トラベルもし放題。
さて、昨日は「物書き」について書き上げたところだけど、モンガラくんの心の火を燃やす”燃料”は何だろう。

改良されたデロリアンじゃないけど、「不要なゴミ」も重要な燃料なんじゃないかと考える。
モヤモヤした気持ちや、やり切れない思い。上手くいかなかった経験や、苛だたしい感情。
意外と、そんな風な負の感情を燃やしながら文章を書くモチベーションにしているんじゃないかな。
誰にもできない体験をしたり、綺麗な成功談があったりすれば、面白い話ができるのかもしれない。
でも、貴重なプルトニウムを使わなくてもデロリアンが過去に未来に走っていったように、目を引くような題材がないとしても、自由に文章を生み出せすことはできるんじゃないかな。
そんなわけで、モンガラくんはゴミの再利用をお勧めする。
捨て去りたいと思っていた出来事や、一見マイナスに見える感情も、上手に使えば情熱を燃やす薪木となるかもしれない。
ゴミの動力利用に成功しても、映画のように自分の未来を見に行くことはできないけれど、代わりにそのエネルギーで自由に未来を描いていこう。