「箸が転んでもおかしい年頃」という言葉がある。思春期の若い女性はよく笑い、例えばお箸が転がっただけども大笑いするという意味だ。
確かに、中高生の女子ってよく笑う。それを少し大袈裟に表現した、面白い言葉だ。
ところで、皆さんはお箸が転がったら、どんなリアクションを取るだろうか。
ヒマジンのモンガラくんは、この言葉を勝手にアレンジしてみた。

☆「箸が転んでも悲しむ人』☆
悲しみの中にいる人、ちょっと気分が落ち込んでいる人、あるいは感受性の豊かな人はこの心境になるかもしれない。
何に対しても悲しく感じてしまう。
ちなみに、モンガラくんもこのタイプ。「感受性の豊かな人」なので、落ち葉が落ちる様子を見て生命の儚さに涙を流しています。
☆「箸が転んでも怒る人」☆
何に対しても怒る人っているよね。例えば会社の上司とか。書類を作って持っていくと「なんだ、これは!こういう風に書き直せ!」と怒鳴る。言われた通りに直して持っていくと「なんだ、これは!元の通りに戻せ!」と喚く。
あとは、テレビを見ている時も怒る人。「何これ!?どのチャンネルを回してもマツコ・デラックスが出てるんだけど!腹立つわ」
まあ、それはモンガラくんも腹立つかも。
☆「箸が転んでもネタにする人」☆
お笑い芸人は、街を歩く時も常に笑いのネタを探しているらしい。そんな人の目の前でお箸が転がったりしたら、絶好のネタになるだろう。
「この前メシ食うてたんすよぉ!そしたらぁ、箸がドーン落ちてぇ、えー思うてぇ!!」
なぜか千原ジュニアの声で再生される。とにかく、彼らはどんなことでも滑らない話にしてしまうのだ。
そして、お箸が転がって床に落ちたら、うまくオチがついたと喜ぶのだろう。
☆「箸が転んでも面白い話を書く人」☆
面白いエッセイって案外、題材は何気ない日常だったりする。平凡な毎日の中に転がっている小さな出来事を、面白おかしく書けるのって格好良い。
そういう人に、モンガラくんはなりたい。
しかし、現実はどうか。自分の書いた文章を見返してみる。残念ながら、マツコがどうとかジュニアがどうとか、そんな話しか書けないようだ。
ああ、悲しくなってきた。やっぱりモンガラくんは「箸が転んでも悲しむ人」のようだ。
☆「箸が転んでも・・・どうする?」☆
一体、お箸が転がった時、どうするのが一番良いんだろう?
考え出したらわからなくなってきた。
☆「箸が転んでも笑う」☆
そんな時こそ原点回帰。女子中高生を見習って、大声で笑ってみようか。
物悲しくしていたって始まらない。イライラして怒ってみたって何も変わらない。
何も始まらないなら、何も変わらないなら、モンガラくんと一緒に笑ってみよう。
そうすれば、思わぬ楽しいことが起きるかもしれない。
そしてきっと、モンガラくんのエッセイも面白く思えてくる…はず。